転落事故緊急出動
- SAT JAPAN ROAD SERVICE
- 2015年9月24日
- 読了時間: 2分

先日のピィロード160km地点での転落事故。通報を受け事故が起きた場所、その事故の状況を考え実際は、現在、SATのサービスエリア外ではありますが緊急出動を致しました。
通報を受けた時の情報よりもかなり酷い状況。まともに言うと断られるかもしれないとの懸念からでしょうか。しかし、救出できる可能性が少しでもあるのなら、日本から来たという意地にかけ!当社SATは諦めずチャレンジいたします。
今回は、回転しながら転落した車両の道路からの距離が一番の問題となりました。クレーンはおろか、ウィンチロープも届かない。事故車両が木に引っかかってるため、車両をその場で回転させることもできず。
やむなく抜かるんだ土を利用して引きずり出すという方法を取りました。その抜かるんだ土にはヒルが沢山!(これが一番イヤだったそうです。レスキュー隊 MG 舩津 談)

荷台のウィンチフックに特性ロープを継ぎ足し、さらにもう一本特性ロープをかけ回転できるスペースまで車両を引き出したところで車を半回転させ正常な状態に。その後、ウィンチでクレーンの届くところまで再度引き寄せ、クレーンとウィンチの両方を交互に使いながら車両を誘導。もちろんSATトラックの反転運動等も利用した合わせ技を使いながらのロードサービス隊2名での息の合った作業です。
お陰さまで、なんとか無事に修理工場へと運搬完了。 作業時間は約1時間。これは現在の道路状況から見れば、かなり上出来な時間だと思います。というか、日本人スタッフ&ミャンマー人スタッフの言葉があまり上手く通じない中での共同作業!よくやった!!と褒めてやってください。

当社のロードサービス隊は1年かけて、この程度でしたらなんなくこなしてくれるようになりました。ちなみに、抜かるんだ泥のお陰でドライバーはかすり傷のみで無事だったようです。これが一番よかったですね。
深夜の照明が少ない暗闇での運転。皆様、スピードの出しすぎにはくれぐれもご注意ください。