救援作業も色々とあります。
- SAT JAPAN ROAD SERVICE
- 2015年8月15日
- 読了時間: 2分

お客様からのご依頼で、どうやってこういう状況になってしまったのか?なんて思うケースも多々あります。今回の場合、道幅が非常に狭い勾配のある場所での脱輪。それも後輪を2輪というケースです。

まずは、車両の損傷具合を確認。今回は、下回のダメージは無いようです。

ボディの損傷具合の確認。木に接触した状態で止まってました。この木のお陰で転落を免れた可能性があります。この傷の入り方をよく見ることで、どういう形で転落したのかがわかる手がかりとなります。

基本的にはこのようになった状態をビデオで言うと逆回しの要領で引き上げていくのが、一般的には一番良い方法となることが多いです。

この車両の後輪の両輪が浮き上がっている状態。柵などで引っかかってくれて落車を免れたものと思われます。

おまけに今回は道幅が狭い。フロント最先端から数十センチぐらいしか余裕がありません。この状態でどうやってこの車両を引き上げるのか?まさに、SATとしての腕の見せどころです。とは言え、そんなに難しい作業ではないですが・・・。一人で行って15分程度の作業です。

ウィンチで引き上げる角度や速さをゆっくりと調節しながら徐々に引き上げていきます。

引き上げる横方向と縦方向の角度を車両に対しピタッと合わせることにより、新たな作業傷を増やすことなく引き上げることができます。この辺りが当社SATのコダワリでもあり、技術と言えるでしょうか・・・。

最後に全体的なチェックをし、走行には異常がないことを確認しお客様に引渡しました。もちろん!とりあえず、整備工場でのチェックを念の為に行っていただくことをお願いして・・・・ 作業を見ていたお客様が、今までにこのような丁寧な救援作業を見たことがない!それに作業が早い!というご評価を頂戴いたしました。食事していけ!とも言ってくれました。まあ、これは次の救援連絡がありましたので丁寧にお断りさせて頂きましたが・・・。なにはともあれ、私どもとしては、当社の作業に大満足して頂けたことが非常に嬉しかったです。ひとつひとつ、私どもSATに対し、お客様から信用という宝物をいただくことが私どもにとりましては、最高の報酬でございます。
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